初めての恋が婚外恋愛!?

誰にも言えない秘密の恋の覚え書き

次の日

いつものように、会社帰りにルームへ。
今日は鍵をさすまえにドアノブを回す。
開いた…
中に入る私。『こんにちは…』
『こんちは~』同じ声。
そそくさと、二階にあがる私。


帰るとき、思った。(また声かけられたらどうしよう)
私は基本、人見知りだし男の人と話すのも苦手。そんな人がどうしてチャトレ?と思われるかもだか、それはバーチャルだし、割りきってるつもり。
(またさっと帰ればいいか)
階下へ降りた。


『お疲れさま~』
(私)『お疲れさまです』(お疲れさまってどういうこと?)
『飲めない人?』
(私)『そんなことないですけど…』
『近くの駅まで送るし!一杯だけでも。』
満面の笑み。


普通ならこんな誘いにはまずのらない、でもどうしてだろう(一杯だけなら)って思った私。これが彼の人を惹き付ける魔力なのか。
『じゃあ一杯だけ』と席についていた。


『何飲む?』
(私)『梅酒水割りで』
『カラオケ好き?』ヤバい、歌いたいって思ってしまった。
(私)『大好きです❗』
『じゃあ、歌いなよ!』


言われるがままに選曲し、カラオケ楽しんでしまった私。
『仕事どんな感じ?』
(えっ?)『オレ、○○の弟だから』
○○とは私がお世話になってるチャトレの事務所の方。そこではじめて私の思考回路が繋がった。
『そうなんですね。』
『そう、だから来てるの知ってたよ。』
そういう事か、なら逃げて帰らなくてもよかった。知ってたんじゃん、私がチャトレって事。そこにちょっと引け目っていうか恥ずかしさ感じてたのに。


『駅まで送るよ』
『いいんですか?』
『オレも帰るし』
『ありがとうございます』



事務所の方の弟っていう安心感もあって、
はじめて出会った(正確には2回目)人の車で送ってもらうことに。


車の中でも、彼との会話は弾んだ。
でも内容はキワドイ話。
『旦那はこのこと知ってるの?』からはじまって『チャトレってどんな感じ?』とか、最終は『不倫したことあるの~?』まで。
私は聞かれたことを本当に素直に正直にベラベラ答えてた。
でも嫌悪感は全くなくて、ホントに楽しかった。



家に帰って話した内容に戸惑いながらも、はじめての人に打ち解けた自分に驚きを隠せなかった。(なんだ、この楽しい感じ?)これが私の恋の始まりだってことに
程なく気付くのだけど^^