初めての恋が婚外恋愛!?

誰にも言えない秘密の恋の覚え書き

運命の出会い

チャットレディ生活をはじめて1ヶ月が経とうとしていた。この生活サイクルも慣れて、精神的にも安定していた。
下のお店は開いてる様子もなく、気楽なものだったし。



ある日、鍵をあけて入ろうとした。
カチャ、ドアノブを握る。いつものように扉は開かなかった。(閉まった?)再度鍵をあける。扉は、開いた。
いつもと中の様子が違っていた。(人がいる!)
中にはいると『こんちは~』と人の声。
私『こんにちは!』
訳が分からず、パニックでとりあえず挨拶して二階へ上がっていった。
(この店やってたんだ。)


そして、帰るとき『飲んでいかない?』と軽いノリで誘ってくる店員。(私)『時間ないし…』
『そうなんだ。いつでも飲んでいっていいよ~』
(私)『帰ります。』
状況が、把握できず逃げるように帰った私。
帰り道、不思議とテンションがあがる感じがした。(何か感じていたのかもしれない。
心の中で飲んでもいいなって思ってる私がいたんだ。)


そうこれが運命の人との出会い。

私の選んだ仕事

それはチャットレディ。

一応、働いているので、ダブルワークはいかがなものかと思いもあった。

浮かんだ仕事がこれだった。

もし、稼げれば確定申告すればいいし、とりあえず日払いでくれる。

これだと思った。

不思議とアダルトには抵抗なかった。

バーチャルな世界だと思っていたから。


すぐに働かせてもらうことができた。

そのルームは下がバー、上がルームになっていた。連れていってもらった時は下の店は閉まっていた。

鍵をもらい、私のチャットレディ生活が始まった…

決意

2017年、12月。


私は義母に意を決して相談した。

会社の忙しい部署を手伝いたいから残業したい。夕食の準備はしていくから、チビの洗濯等々お願いできないか、と。


事情を理解してか否かははっきりしないが、意外にもあっさり受け入れてくれた。

彼女もまた、嫁である私がいないほうがいいのかもしれない。理由はどうであれ、働くことができるのはありがたいこと。

感謝しなければ。

辛い現実

子供が、離れて暮らす=お金がかかるということ。学費だってかかる。

頑張っても、なかなか貯金もできず…



夜も働きに出よう、そう思った。

うちには幸い婆さんがいる。下の子も中学生だ。なんとかなる…そう思った。


でも1番の理由…家にいたくなかったんだ。

寂しくてつらくて。仕事だと託つけて。

ダメな母でごめんよ…。

仮面夫婦

それから、とにかくがむしゃらに子育てに没頭していた。10年以上。働いて働いて。
泣いて笑って。幸いにも、家族仲はよかった。こんな両親なのに、素直に育ってくれたと、心の中では子供達に感謝している。


ただ、口にはしないし気にもしないようにしてたけど、私はやっぱり寂しかったんだ。
耐えて耐えて生活していたから。


上の二人が離れて生活するようになって
その思いは加速していった…


でも頑張らなきゃいけなかった。